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    WordCamp Osaka 2019の実行委員長とテーマが生まれるまで

    WordCamp Osaka 2019が終わり三週間経ちました。
    今回は実行委員長をするまでの経緯をふまえつつ、テーマについてのお話をしたいと思います。

    実行委員長になるまで

    今回、実行委員長になった経緯として、まずはこれまでのコミュニティとの関わりについて触れたいと思います。

    初めてのコミュニティ

    初めてWordPressのコミュニティに参加したのは2015年のWordCamp Kansaiでした。そのころはWordPressについてほとんどわかっておらず、なんとなく勉強になったらいいなくらいの気持ちで参加しました。

    それなりにセッションを聞いて、懇親会でそれなりに交流したように思うのですが、実際のところあまり覚えていません。
    ただ、そこでコミュニティというものの存在を知り、それからいろいろと参加するようになりました。

    実行委員として参加することに

    WordPressのコミュニティイベントに少しずつ参加するようになったある時、その時参加していた人から誘われて、WordCamp Kansai 2016に実行委員として参加することになりました。

    その時は会場チームの一員として参加しさせてもらったり、ノーコーディングWordPressハンズオンのメンターもさせていただいたこともあり、ここでWordPressやコミュニティへの理解が深まり、興味を持つようになったと思います。

    その後、2017年の京都、2018年の大阪と続いて実行委員をさせていただきました。
    大変なこともありましたが、みんながイベントを楽しんでいること、そして色々な人と交流できることが嬉しくて、ずっと続けていました。

    そして実行委員長に

    コミュニティが自分にとって楽しい場所となり、いろんな人と交流して、いろんな話を聞いて、いろんなことを知って、そうやってコミュニティに参加し続けて、次のWordCampも実行委員やるか、くらいのことを考えていました。

    そろそろ実行委員長かという声もちらほら聞こえてきましたが、なかなかその気にはなれませんでした。
    確かにWordPressのコミュニティは好きだし、WordCampは続けていきたいと思ってる。でも、実行委員長として前に立てるほど、WordPressやコミュニティのことをわかっているのかと言われる自信がありませんでした。

    そんな時、2018年のWordCamp Tokyoに参加した時、もう一人の実行委員長である角田一平(@ippey_s)さんから、「一緒にやりませんか?」とお声かけをいただき、二人でならとお返事しました。
    こうして二人の実行委員長がスタートしたわけです。

    どうしてやることにしたのか

    一人では自信はないけど、二人なら相談しながらできる。なんとかなるかもしれない。その時はそういう思いだけで返事しましたが、それだけではなく、コミュニティという場が好きで続けていきたい、WordPressを広めていきたい、いろんな人にこういう場があるって知ってほしい。お話をいただいた後から徐々にそういう思いが次第に大きくなっていきました。
    そうしてどういうWordCampにするか、何をしたら楽しんでもらえるかといったことを考えるようになりました。

    今回のテーマについて

    さて、WordCampをやろうとなると、考えないといけないことがいろいろとあるのですが、その一つがWordCampのテーマです。

    その回のWordCampをどういったコンセプトで行うのか、それにそって、セッションや企画を選んでいったり、参加者の方にWordCampへのイメージをもってもらうことになったりするので、重要なものになります。

    どうしてテーマを決めたのか

    今回はそのテーマを「__WITH」としました。
    そこに込めたのは、「様々な立場の人がみんな一緒になって参加してもらえるWordCampにしよう」ということでした。

    WordCampについてSNSなどでの発言を見ていると、気になったのは「「子どもを預けられず、長い時間参加することができない」、「初心者が行っていいのかわからない」という声でした。

    でも、そういう普段イベントに参加できずにいるひとこそ、イベントで人との繋がりが必要なのではないかと思っていたので、なんとかそういった人に参加してもらえるようにできないかという風に考えました。

    また、自分自身も今年、子どもが生まれ、子どもがいる状況でイベントに参加するということについて、参加の仕方や頻度などを考える機会があったこともありました。

    そういった理由から様々な立場の人に参加してもらえるWordCampをテーマにしたいと思ったのでした。
    「__with」という言葉はささぴよ(@sasagawaki)さんが考えてくれたもので、みんなで一緒になって何かをしようという意味がこもっているような言葉でとても気に入っています。

    テーマをもとに

    テーマを実現するための具体的な方法として、小さなお子さんを預かるキッズスペース(協力:JUSOコワーキングさん)や子どもでも参加しやすい企画としてレジンのアクセサリー制作(協力:テクノ図工部さん)などがありました。

    これらの企画も「様々な立場の人に参加してもらえるWordCampにしたい」という思いを元に、実行委員のみなさんが意見を出し合って考えて準備してくれたものです。

    なんとか絞り出したテーマを、僕の拙い説明を汲み取ってくれて、想像の何倍ものものを生み出してくれた実行委員のみなさんに本当に感謝です。

    蓋を開けてみれば、初めての参加という方や、子どもづれの方をたくさんお見かけして、それぞれのスペースも盛り上がっていたようで、テーマとしては概ね成功だったのかなという風に思います。

    まとめ

    今回のWordCampでは、実数としてはわからないのですが、初めて参加、久しぶりに参加という声が多かったように思います。
    普段なかなか参加できない人にきてもらうという目標はある程度達成されたのではないかと思っています。
    ですが、それで終わるのではなく、これからも各地のMeetupはじめWordPressのコミュニティイベントに参加していってほしいと思います。

    WordCampでお伝えしきれなかったかもしれないですが、WordCamp、WordPress Meetupなどのイベントは、WordPressに関わる人、WordPressで仕事をしている人、WordPressが好きな人が集まって、交流をし、新たな繋がりをつくっていく場です。
    なので、しつこいぐらい参加して、のめり込むくらい関わってもらえたら、それが今回のWordCampの本当の意味での成功じゃないかなと思います。

    ということでお近くのWordPress Meetupにぜひ!

    関連リンク

    WordCamp Osaka 2019 アドベントカレンダー
    https://wco2019-advent-calendar.netlify.com/

    WordCamp Osaka 2019 セッションのスライド・動画まとめ
    https://2019.osaka.wordcamp.org/2019/12/22/slide-and-movie/

    Kansai WordPress Meetupの情報はこちらから
    https://www.meetup.com/ja-JP/Kansai-WordPress-Meetup/events/

    yori3

    2019年12月31日
    イベント参加した話
  • コミュニケーションは奥深い 〜4LDK Season3を振り返って〜

    コミュニケーションは奥深い 〜4LDK Season3を振り返って〜

    今回の4LDKはコミュニケーションがテーマでした。

    コミュニケーションは普段何気なくやってることのように思うのですが、実はいろいろな抑えるべきポイントがあるのですね。

    学びと変化

    コミュニケーションという日々発生することが題材だったので、日々の仕事の中であったことを思い出し、結びつけて考えることで、ただ話を聞くよりも学ぶことが多かったと思います。

    例えば、電話でのやり取りも、この電話でどういうことを聞けば良いか、この電話が終わったときに何がわかっていて、何が決まっている状態になるのかを意識できるようになったと思います。

    また、社内のやり取りでもクライアントとのやり取りでも、相手に合わせて言葉を選び、状況に応じて伝え方を考えるように意識するようになりました。

    まだまだ「できる」と言える状態ではないですが、これから意識し続けることでできるようにしていこうと思います。

    これからしたいこと

    今回のライブ授業を受けて、まずは日々の業務での取り組み方を考えたいと思います。

    1つ目は、コミュニケーションが発生する場面で意識することを想像することを心がけるということです。
    ただ、言葉を交わすのではなく、その結果、どういうことがわかればいいのか、どういうことを決めないといけないのかをあらかじめ頭に描いて臨むことが大事だと思います。

    2つ目は、「決めるべきを決める」ために何が必要なのかを常に想定しておくことです。
    授業の中で印象的だったのは、会議は決めるべきを決める場だということです。この会議は何を決めるためにやっているのかを常に意識し、そのためには何が必要なのかを想定して準備をするということが大事なのだと思います。

    3つ目は、二転三転が起こらないように、はじめにしっかりと認識合わせをすることです。
    なんとなくで話を進めてしまうと、後で「やっぱりこっちの方がいい」みたいな話になってしまうので、いつまでに何を決めるのか、何を基準に決めるのか、ということをきちんと共有しておくようにすることが大事だと思います。

    まとめ

    今回学んだことは

    • 決めるべきを決めるために必要なことを考える
    • 相手に伝わるようにすることを意識する
    • 後で二転三転しないように認識合わせをする

    というところかと思います。

    コミュニケーションというのは、普段何気なくやっているのに、いざとなると難しいことだと思いました。誤解が生じないように簡潔伝えられるように普段から意識したいなと思います。

    yori3

    2018年10月1日
    イベント参加した話
  • 4LDKで得たもの 〜そして学びはSeason2へ〜

    4LDKが始まったのは、ちょうど社内でディレクターに転身したタイミングでした。

    その時はディレクターの仕事のひとつひとつがどのように行われているのか具体的なイメージが持てておらず、実際にディレクターとして仕事をする上で不安がありました。

    ディレクターとしてのスキルアップ

    4LDKのライブ授業を通して得たものとしては、まず、実際にディレクターとして仕事をする上での考え方を学ぶことができた点があります。田口さんというベテランディレクターがどういう考え方をしているかを聞くことができたのがとてもよかったとおもいます。

    また、たくさんの人と一緒に取り組むことができたのもよかったと思います。みなさんと一緒に取り組むことで自分だけの一つの考え方に固執することなく、広い視野で考えられたし、自分では考えつかない意見も聞けてとても勉強になりました。

    そうやって学んだことをこれから実際に仕事をする上で、きちんと生かしていくようにしていかないとと思います。(実務になると必死になって忘れてしまっているので・・・)

    考えを発信するということ

    もう一つライブ授業を通して得たものは、毎回のアプトプットをすることで発信することに苦手意識がなくなったということです。人に伝える時はどのように伝えるかというのは非常に難しく苦手に思ってしまっていたのですが、4LDKでアウトプットを繰り返す中で、アウトプットの仕方の工夫を重ねることで苦手意識がなくなっていくのを感じていました。

    また、アプトプットをより良いものにするために、動画をみながらメモをとることで、議事録やメモをとるのも効率よくできるようになったと感じています。

    あとで見返したときにわかるようにするにはどのようにメモをとるか、それをどう清書するかを毎回考えていたので、それがミーティングなどの時にも生きているように感じています。

    仕事の姿勢

    クライアントに対する態度というか構え方も変わったような気がします。

    これまではクライアントは「無茶を言ってくる人」、「相手にするのが辛い」と思っていましたが、田口さんが「クライアントを愚痴の理由にするな」ということをおっしゃっていたのを受けて、愚痴を言うのは簡単だが、その裏に何があるのかをもっと考えるべきだと思うようになりました。

    それからはクライアントさんの依頼に対して、少し立ち止まって考えることができるようになりました。

    クライアントともきちんと向き合っていけるディレクターでありたいと思います。

    まとめ

    まだまだ実務でどう変わったかをお伝えできるレベルにはなっていないですが、自分の成長にかなり4LDKでの活動が生きていると思います。

    ディレクターとして徐々にいろいろな仕事を任されるようになって、できないといけないことが増えてきてはいますが、4LDKでやったこと、一緒に学んだ参加者のみなさんと過ごした時間を思うとがんばれるような気がしています。

    Season2もたくさん学んで、成長していきたいと思います。

    そして、自信をもってディレクターとして働いていこうと思います。

    yori3

    2018年7月1日
    イベント参加した話
  • 三度、実行委員になる 〜WordCamp Osaka 2018 振り返りブログ〜

    三度、実行委員になる 〜WordCamp Osaka 2018 振り返りブログ〜

    6月2日(土)、3日(日)の2日間でWordCamp Osaka 2018が開催されました。

    場所は関西大学梅田キャンパス MeRise。たくさんの人が来場し、大盛況でした。

    二度あることは三度ある?

    今年もWordCamp実行委員をやりました。今年もまた会場チーム、しかも今年はリーダーとなり、実働よりも考えて指示を出すところがメインとなりました。

    前回は最後の方で実質的にリーダーのような動きをしていたのですが、今回は初めからリーダー、しかも初めての会場でわからないことだらけ。

    右往左往しながら、実行委員長のGOUTENさん初め、実行委員のみなさんに協力いただきながら、なんとか当日まで乗り切りました。

    当日もたくさんの人に動いてもらいながら、なんとかやってました。
    いてもたってもいられず自分で動いた結果、指示をくれと言われ、これまで実働要員としていることが多かったため、リーダーとして指示出しして動いてもらうっていうのが不慣れだというのをすごく露呈してしまったように思います。

    でもどうにかなったのは、実行委員、当日スタッフ、関大パンセの職員さんのおかげかと思います。

    三度目の正直!

    今年こそはと思っていたことがありました。

    去年は、会場チームといいながら、チームっぽいことはほとんどできず、「これはとりあえずこの人が詳しそうだからこの人にお任せして、後はあれしてこれして・・・」みたいに、結局全部自分でやってしまっていました。
    それで当日知っている人が他に誰もいなくて、てんやわんやになってしまって、なんとも反省の多いこととなってしまいました。

    なので、今年はきちんと担当を決め、その上でフォローをしていく、というのをリーダーに指名されたときに決めていました。
    結果、お任せしたメンバーがしっかり動いてくれたので、特に僕のフォローも必要なく、僕自身のするべきことが当日まではっきり見えていたので、そういう点ではよかったかなと思います。

    個人のタスクを見れば、終盤にいろいろタスクが出てきて、バタバタしてしまったところに反省点があったかなと思います。
    スタッフのお弁当や電源タップの発注、前日準備の段取りなど、当日のことを見通せていなかったために抜けていたタスクが多かったかなと。準備に関してはどのようにするのかを誰にも共有できてなかったので、後手後手になった感があったのも反省点でした。
    ただよかった点もありました。
    準備のことを反省して、片付けはちゃんとしようと思い、空いた時間で片付けスケジュールとやることを明確にして全員に共有したことで、片付けがスムーズに進み、懇親会に一部荷物の搬出待ちやその他片付けをしていたメンバー以外は間に合うことができました。

    このことから学んだのは、事前の段取りの計画と、情報の共有が大事だということです。
    言葉にすると当たり前のことのように思うのですが、実際やろうとすると本当に難しいなと感じました。
    だって、三年も同じことやってようやく気づいたんだもの・・・。

    まとめ

    WordCampのたびに考えてるのが、実行委員をするメリットってなんだろうってことです。

    さて、実行委員のメリットとは何か。
    一言でまとめるなら「自分に返ってくること」かと思います。

    何が返ってくるのかというと、まず、本業に返ってきます。
    やっていることは本業に繋がることも多いです。今回で言えば、外部との折衝や、チームメンバーとのコミュニケーション、スケジュールなどの計画など、実務でもやっていることがあり、実務の経験を生かせるとともに、ここでの経験を実務で生かすこともできると思います。

    次に、人との繋がりが返ってくると思います。
    毎回そうなのですが、WordCampが終わると、Facebookの友達が10人単位で増えています。
    そういった人たちがもたらしてくれるものが自分に与えてくれる刺激は本当にすごいなぁと思っています。
    やらないといけないと思うこと、やりたいと思うことがどんどん増えていくのは、大変だけどおもしろい。
    そういう人との繋がりはこれからも続けていきたいと思います。

    そして、WordPressがさらに良くなって返ってくるということもあると思います。
    僕自身はテーマもプラグインも作ってないですし、phpもおぼつかないで、その場しのぎでやってるだけですが、それでもWordPressでお仕事させていただいている一人です。
    コアやテーマやプラグインを作ってアップデートして公開してくれる人がいるからWordPressが続いていくのであれば、僕はその人たちをなんらかの形でサポートできればいいなと思っています。
    その一つがコミュニティに貢献することだと思っています。

    来年のことはまだ何も考えていないのですが、これからもなんらかの形でコミュニティに貢献し続けていきたいなと思います。

    yori3

    2018年6月11日
    イベント参加した話
  • nth-child擬似要素のちょっと意外な(?)使い方

    先日、とある案件でこのようなメニューを組むことがありました。

    これが意外に苦戦をしましたので、その解決法を残しておこうと思います。

    はじめにやったこと

    まず、2カラムのメニューを作るためのcssを記述しました。

    ul{
      display: flex;
      flex-wrap: wrap;
    }
    li{
      width: 50%;
      border-bottom: 1px solid #999;
    }
    li:nth-last-child(-n+2){
     border-bottom: 0;
    }
    a{
      display: block;
      padding: 8px 10px;
    }

    これでメニューの形ができます。

    最後から2番目までの要素の下ボーダーを消すために:nth-last-child(-n+2)という風にしています。

    demo

    しかしこれだと2つ目のメニューで不具合があります。下から2段目の右側の要素の下ボーダーがありません。

    最後から2番目までの下ボーダーを消すという処理をしたため、要素の数が奇数の場合、下から2段目の右側の要素も下ボーダーが消えてしまうのです。

    解決するためにやったこと

    なんとかして要素の数が偶数の時と奇数の時でスタイルを分けれないかと思っていた時、以前、複数のnth-child系の擬似要素を組み合わせて要素の個数によってスタイルを変えることのできる書き方を聞いたことを思い出しました。

    ということでこのように書き換えました。

    ul{
      display: flex;
      flex-wrap: wrap;
    }
    li{
      width: 50%;
      border-bottom: 1px solid #999;
    }
    li:nth-child(odd):last-child,
    li:nth-child(odd):nth-last-child(2),
    li:nth-child(even):last-child{
      border-bottom: 0;
    }
    a{
      display: block;
      padding: 8px 10px;
    }

    するとすべての要素に下ボーダーが表示されます。

    demo

    どういうことをしているかというと、

    • :nth-child(odd):last-child・・・奇数番目かつ最後の要素(カテゴリー2のリスト5)
    • :nth-child(odd):nth-last-child(2)・・・奇数番目かつ最後から2番目の要素(カテゴリー1のリスト7)
    • :nth-child(even):last-child・・・偶数番目かつ最後の要素(カテゴリー1のリスト8)

    をそれぞれ指定しています。

    こうすることで最初のdemoで下ボーダーのなかったカテゴリー2のリスト4の位置に当たるような要素には影響しないようにスタイルを付けることができるようになります。

    まとめ

    nth-child系の擬似要素は最初の要素や最後の要素を指定するのに使うことが多いかと思いますが、組み合わせることで条件の絞り込みのような使い方ができます。
    これ以外でも使えるやり方があるかと思いますので、いろいろ試してみるとおもしろそうだと思います。

    CSSでどうにかできるということを知らないと、こういったスタイルは要素ごとにクラスをつけることで対処することになると思いますが、そうするとその度にクラス名をつけたり、更新時にクラスを付け外ししたりしないといけなかったりして効率が悪くなります。
    そもそもCMSだとクラスをつけることもできないですしね。

    不要なクラスをつけることで発生する可読性や更新性の悪いマークアップを避けるためにもこういったテクニックを活用していくのがよいと思います。

    yori3

    2018年3月18日
    【Web】いろいろ試してみた話
  • MW WP Formで年数のセレクトボックスをカスタマイズした例

    WordPressのコンタクトフォームプラグイン「MW WP Form」で年数のセレクトボックスの選択肢に現在の年数まで入れるようにカスタマイズしたので、やったことをメモとして残しておこうと思います。

    きっかけ

    お問い合わせフォームなどでたまに見かける年数のセレクトボックス。生年月日がいい例でしょうか。
    年数のセレクトボックスって数が多いし、要件によっては毎年増やさないといけなかったりするので、大変だなと常々思っていました。

    この間、案件でたまたま実装する機会があったので、フィルターフックって実はやったことなくて試してみたかったし、ちょうどいいからやってしまおうとなったわけです。

    やったこと

    やったこととしてはMW WP Formのフックを使って、セレクトボックスの選択肢に年数をループで設定するだけです。

    まず、管理画面でフォームを作成します。

    [mwform_select name="year"]年

    フォームを作成したら、functions.phpで選択肢を設定します。
    MW WP Formには「 mwform_choices_mw-wp-form-xxx 」というフィルターフックが用意されていて、これで選択肢を設定できます。

    function add_years($years,$atts) {
      if ( $atts['name'] == 'year' ) { // 選択肢を入れるname属性
        $start_year = 1900;
        $end_year = date("Y");
        foreach (range($start_year, $end_year) as $year) {
          $years[$year] = $year;
        }
      }
      return $years;
    }
    // xxxにはフォームのIDが入ります。
    add_filter( 'mwform_choices_mw-wp-form-xxx', 'add_years', 10, 2 );

    最初の年数から現在の年数までを$yearsという配列に格納して、一覧にしています。
    これでセレクトボックスの中に1900年から2018年までが格納されているはずです。

    追加でやったこと

    さらに内容によっては真ん中あたりの値から始めたい場合もあるかと思いますので、初期値も設定します。
    初期値を設定するのは「mwform_value_mw-wp-form-xxx」 というフィルターフック を使います。

    function my_mwform_value( $value, $name ) {
      if ( $name === 'year' ) { // 設定したいname属性
        $value = 1988; //初期値に設定したい年数を入れる。
        return $value;
      }
      return $value;
    }
    // xxxにはフォームのIDが入ります。
    add_filter( 'mwform_value_mw-wp-form-xxx', 'my_mwform_value', 10, 2 );

    これで初期値が指定した年数になっているはずです。

    デモページはこちら

    まとめ

    フィルターフックの解説はプラグイン制作者さんの公式サイトに詳しく書かれていたので、対応としてはそれほど難しくなかったのですが、phpに不慣れなこともあり、思うように値をとれるようになるまでが大変でした。

    調べている中でいろいろなフィルターフックの活用方法が出てきたので、他の案件でお問い合わせフォームの仕様を詰めるときに参考にできるかなと思いました。
    また、プライベートでもいろいろ試してみようと思います。

    参考:
    https://2inc.org/blog/2013/10/13/3743/
    https://2inc.org/blog/2013/11/07/3832/

    yori3

    2018年2月5日
    【Web】いろいろ試してみた話
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