フロントエンドカンファレンス2016に参加した話

3月5日(土)にフロントエンドカンファレンスに参加してきました。
http://kfug.jp/frontconf2016/

タイムテーブルはこちら

○参加したもの
<セッション>
・大型フロントエンド開発におけるTypeScriptとDDD
・HTML5のAPI群をただひたすらに触ってみた記録
・Webサイトパフォーマンス管理の基礎知識
・グロースハックを実現する「モジュールデザイン」とCSS設計
<ハンズオン>
・Gitを始めてみよう!!
・gulpで始めるフロントエンドタスク管理

2つのハンズオンは初心者向けといった感じで、一から教えていただけたので、非常に勉強になりました。まずは個人でもっと使っていこうと思います。
(そのうちブログに何か書きます)

・オープニング
基調講演として、明石高専2年のやましーさんが登壇。「Are you a Designer or an Engineer?」というタイトルで、自分のこれまでの背景を踏まえながら、自分なりに考えるフロントエンドについてお話されました。
「フロントエンドとはデザイナーとエンジニアが一番近づけるところ」と話されていたのが印象的でした。
やましーさんのサイト

・大型フロントエンド開発におけるTypeScriptとDDD
https://speakerdeck.com/armorik83/da-xing-hurontoendokai-fa-niokerutypescripttoddd

ChatWorkの奥野さんが登壇。ChatWorkの開発をどのようにチームで進めているかについてお話されました。
TypeScriptなどは少々ハードルが高く感じられましたが、チームで開発を進める上での考え方などはとても参考になりました。

・HTML5のAPI群をただひたすらに触ってみた記録
高校2年生の花谷拓磨さんが登壇され、自分でさまざまなAPIを実際に触ってみて、感じたことなどを話されていました。
難しい実装の話はここではおいておきますが、お話のなかではまだまだモバイルでの対応がなされていないということで、これからに期待したいと感じました。便利そうな機能がたくさんあったので、対応ブラウザの問題が解決されればこれからより広がっていくのではないでしょうか。

・Webサイトパフォーマンス管理の基礎知識

Webサイトパフォーマンス管理の基礎知識 from Yoichiro Takehora

竹洞 陽一郎さんが登壇され、サイトパフォーマンスの重要性についてお話されました。
詳しくは中身の濃いスライドを見ていただくとよいと思いますが、個人的に印象的だったのは
・遅いサイトは2度と行かない人は47%。
・精神的な影響は最初が最も影響を受けやすい。だからサイトが表示される速度が大切。
・年齢層に対するバイアスをはずす(年齢が高いからといって新しいものに手を出さないとは限らない)
というところでした。
非常に熱のこもったお話で、これまで以上にサイトパフォーマンスについて考えていく必要があると感じました。

・グロースハックを実現する「モジュールデザイン」とCSS設計
榊原昌彦さんが登壇され、webデザインやUIデザインの考え方についてお話されました。
印象に残ったお話は、webデザインはリリース後にも変更が可能であることが、紙のデザインとの違いというところです。
webはリリース後の検証と仮説を繰り返し、サイトをよくしてくものであり、特にパーツの配置などのUIは必ずと言っていいほど変更される。そこで最小の修正は最小の人員のみで試みられるべきであり、そのためにデザインのモジュール化が必要であるということでした。

ちなみにモジュール化の定義としてお話されていたのは以下の3点
・仮説検証のサイクルを持ってる
・CSS設計まで見据えている
・容易に手入れを行うことができる

こういったことまで意識してサイトを作るのは難しいと思いますが、今後、ちょっとしたところから試みてみたいと感じる内容でした。

○感想
内容の濃いセッションばかりでとても勉強になった一日でした。(なかなか自分の文章力で表現しきれないのが残念ですが)
gitやgulpなど以前から興味のあった内容にも触れることができ、すごく満足できました。
ここをきっかけにしてもっとたくさんのことを勉強して技術を身につけていきたいと思います。

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